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北側の空間を活かして

6月
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土地を購入して、戸建住宅を建てる場合、建物を敷地の真ん中に建てるよりも、北側に寄せて建てることが多くなります。

大阪の従兄の住まいでも、南側が広く開けて、それに面して、リビングダイニングを作り、広く開いた土地を庭として活用しています。廊下をはさんで、北側に和室を設けました。この和室は従兄宅では北側となりますが、隣接する相手側の家から見ると、南のリビング側に当たります。そこで、人間の視線と同じ高さに大きな窓を設けると、お互いにプライバシーの問題が起こります。

全く、窓を設けないということになると、換気も採光も望めなくなります。そこで登場したのが、地窓です。高さ60㎝の地窓をつけ、その上に奥行き50㎝の吊り収納戸棚をつけました。採光と換気は一応確保されたものの、北側の境界にはブロック塀がありますから、そこから見える景色はかなり無粋なものになってしまいました。そこで、南側の庭を施工していただいた業者に相談したところ、ブロック塀と建物の間のわずか1mの幅の空間なので、1つの提案をしてくれました。半日陰なので、植物を植えるよりも、枯山水風の和の空間にすることです。

まず、無粋なブロック塀の高さに合わせて、人工強化竹垣を立て掛け、固定します。地面には自然石で作った飛び石を所々に配して、隙間を五色玉砂利で埋めます。和室でくつろぐ際に目が届くところに、高さの低い石灯籠や自然石を組み合わせて、枯山水風の庭園を作ります。防犯のため、地窓のガラスは、割れにくい防犯ガラスにしました。内側に障子をつけようと思っていましたが、より効果的に和の雰囲気を演出することができました。月日がたてば、自然石に苔が生えて、より自然な雰囲気になるそうです。

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